「あなたは婦警です」と人物に言われたことが一回だけあるのです。

「あなたはお巡りさんです?」ということが一回だけあります。その日、身はみずから夜更け釣りに出かけたのです。釣りはいつでもわくわくします。それでもその日は的中ばっかりありませんでした。倦怠ですな、とっくに帰ろうかなと思った場面でした。身がいた地方は突堤でした。かねてから残る港で突堤も石が組み合わされたキャリアを感じさせる地方でした。そこでみずから釣っていたのです。帰ろうかなと思った場面、つい人の気配を感じたのです。楽しい光線も乏しい突堤ですから、かろうじて人影を感じることができました。そのキャラが悠々近づいて来ました。私の足元の電灯が恋人を照らしました。パパの見てくれが思え始めました。まだまだ若々しい感じがしました。二ティーンエイジャー末日から三ティーンエイジャー開始といった感じのパパでした。恋人は私のすぐそばまで来て身に声をかけてきました。「おたく、お巡りさんの方です?」って。身はあっという間に答えました。「いや、勤め人ですよって、身はそれで音は終わると思ったのです。そうなると恋人が口を解き放ちました。「おたく、お巡りさんの方です?」と。また身は言いました。「いや、勤め人だ」。これが何都度繰り返されたことでしょう。こういう男性は竿も持っていませんでした。ただ突堤に来たという感じでした。焼酎のにおいもしませんでしたし、他のにおいもしませんでした。言えることは、こういう男性が何をしにその突堤に来たのか、何に関心があったのか、それは全然思い付かということです。ますます付き合わないといけないのかなと思っていたら、恋人は黙って去って行きました。身にとっては物珍しい思い出でした。くまを治す方法や原因について解説